「iichiko」と「カンパリ」が初コラボ！ 今年のネグローニウィークは「麹ネグローニ」に注目

「iichiko」がイタリアを代表するリキュールブランド「カンパリ」と、世界的イベント「ネグローニウィーク」に向けて、多彩なコラボレーション企画を展開中です。“焼酎×ネグローニ”の革新的なカクテルの紹介やスペシャル動画、 8月に行われたイベントの様子など、最新の情報をお届けします。

イベント写真：三井公一

本格焼酎とイタリアンリキュールの出合い。クラシックカクテル「ネグローニ」に革命を

日本の本格焼酎ブランド「iichiko」と、イタリアを代表するリキュールブランド「カンパリ」が、クラシックカクテル「ネグローニ」を舞台に融合。これまでにない革新的なカクテル「麹ネグローニ」が誕生しました。ネグローニの本質を尊重しながら、日本伝統の「麹」の魅力を活かしたまったく新しい一杯です。

ネグローニとは、カンパリ、スイートベルモット、ジンを組み合わせたイタリア発祥のクラシックカクテルです。世界中のバーテンダーやカクテルファンから愛され、ワールドベストセリングカクテル⋆¹でも2021年から4年連続で1位を獲得しています。

そんなネグローニに和のエッセンスを加えるのは、カクテルのために設計された本格麦焼酎 「iichiko彩天」。カンパリのビターな個性と、彩天の繊細な香りとうまみが響き合い、グラスの中に和と洋の美学を描き出します。

⋆1 ワールドベストセリングカクテル：英国の酒の専門誌「Drinks International」（Agile Media Ltd.）が各国の一流バーへの調査に基づくクラシックカクテルの世界的ランキング。

KOJI NEGRONI （麹ネグローニ）のレシピ

iichiko彩天：30ml⁠
カンパリ：25ml⁠⁠
チンザノベルモットロッソ：25ml⁠

後閑信吾さんと小川尚人さんが初共演！ スペシャル動画を公開中

今回のコラボレーションでは、さまざまな企画を展開。

「The SG Club」を手がけるSG Groupのファウンダーで、世界的なバーテンダーでもある後閑信吾さんと、カンパリ ブランドアンバサダーを務める小川尚人さんが初共演を果たした特別動画が公開中です。

“和のクールさ”を体現する後閑さんと、“イタリアの情熱”を象徴する小川さん。静と動、異なる感性が響き合いながら、「麹ネグローニ」を完成させていく様子をぜひご覧ください。

後閑信吾（ごかん しんご／左）

「SG Group」ファウンダー
神奈川県出身。2001年にバーテンダーとしてのキャリアをスタートさせ、2006年に単身渡米。NYの名門バーで腕を磨き、2012年、「Bacardi Legacy Cocktail Competition 2012」世界大会で優勝。2017年にはTales of the Cocktail ®の 「International Bartender of the Year」を受賞した。2014年に上海にバー「Speak Low」をオープンして以降、東京、沖縄、NY、スペイン・マドリードなどにさまざまなコンセプトのバーやレストランを次々と展開。2025年8月には“Terroir × Terroir（テロワール×テロワール）”をコンセプトとしたバー「参階（Sangai）」を東京にオープンした。

小川尚人（おがわ なおと／右）

CAMPARI GROUPブランドアンバサダー （CAMPARI JAPAN）
兵庫県出身。ニュージーランドやオーストラリアへの留学経験後、神戸の老舗バー「Elixir de Longue Vie（エリクシル ド ロング ヴィー）」でバーテンダーとしての修行を積む。様々なカクテルコンペティションでの受賞歴をはじめ、「CAMPARI Cocktail Competition Asia 2018」では日本チャンピオンとなり、ミラノで開催されたアジア大会へ出場。国内外のバーでゲストバーテンディングもこなす。“伝説のバーテンダー”として有名なチャールズ・シューマン氏の「Schumann’s Bar（シューマンズ バー）」（ドイツ・ミュンヘン）や世界最高のバーアワード「The World’s 50 Best Bars」にも選ばれた「Drink Kong」（イタリア・ローマ）にゲストバーテンダーとして招待された経験を持つ。

「麹ネグローニ」も登場！ 2025年の「ネグローニウィーク」開催日は？

カンパリとImbibe⋆²が2013年にスタートしたチャリティイベント「ネグローニウィーク」は世界中のバーやレストランがネグローニを提供し、その売上の一部を慈善団体に寄付する取り組みです。参加店舗数は約1万3千店舗にものぼり、世界90カ国以上の国から累計約79億円（2024年時点）の寄付が集まり、年々拡大しています。

そんなネグローニウィークの2025年の開催日は、9月22日〜28日です。

このイベントでは、クラシックなネグローニはもちろん、バーテンダーによる創造的なアレンジを楽しめるのが魅力のひとつ。今年日本では過去最大の416店舗が参加し、そのうち120店舗以上で「iichiko」とコラボした「麹ネグローニ」をお楽しみいただけます。

▶「麹ネグローニ」を味わえる店舗はこちら

⋆2 Imbibe：米国のバーカルチャー雑誌。カクテルやレシピやハウツー、ワイン・スピリッツ、ビールからコーヒーに至るまで、飲料に関するさまざまな情報が掲載されています。

ネグローニウィークに先駆け行われたイベントでも共演が実現！

小川尚人さん（左）と後閑信吾さん

8月26日には、ザ・リッツ・カールトン東京「THE BAR」にて、後閑信吾さんと小川尚人さんによる一夜限りの特別なカクテル体験イベントが開催されました。

イベント前にはメディア向け発表会も催され、三和酒類 代表取締役社長の西和紀（にし かずのり）は、「私たちはずっと、和酒と洋酒の垣根を超えた活動をしていきたいと考えてきました。今回、日本の麹文化をふんだんに感じられる蒸留酒『iichiko』とイタリア生まれのビターでエレガントな『カンパリ』が出合って生まれた『麹ネグローニ』がどのように受け止められるのか、とても期待しています」と、来るネグローニウィークへの思いを滲ませます。

イベントでは後閑さん、小川さんがこの日のために考案した「麹ネグローニ」のツイストカクテルをそれぞれ2種ずつ提供。「iichiko彩天」と「カンパリ」を使った独創性に富んだ至高の一杯を味わおうと、多くのお客様が店外に長い列を成すほどの大盛況となりました。

写真左から小川さんの「BETWEEN THE CALM AND PASSION　冷静と情熱の間」「THE BEYOND　ザ・ビヨンド」、後閑さんの「RED PAL　赤の友人」「BINCHO NEGRONI　備長ネグローニ」

後閑さんのカクテルは、驚きに満ちていました。「BINCHO NEGRON　備長ネグローニ」は、“焼酎と言えば焼き鳥” ⋆³というイメージから着想を得たという一杯。炭焼きシュマルツ（主に家禽の動物性脂肪を融かして精製した食用油）に、パッションフルーツのフルーティーな味わいをプラスしてとびきりの個性を演出します。

もうひとつの「RED PAL　赤の友人」では、今回「iichiko」のゲストバーテンダーとして立った後閑さんが「カンパリ」を新しい友人と見立て、グラスの中で表現しました。ウイスキー、ベルモット、「カンパリ」でつくるカクテル「オールドパル」をルーツに、トマトやスイカなどをチョイス。「カンパリ」や赤い食材を使いながら、まるで「iichiko」と手を取り合うように、淡い色合いに仕上げられた爽やかなカクテルを供しました。

小川さんも「カンパリ」と「iichiko」の繋がりをカクテルで表現しました。越えていくという意味を持つ「THE BEYOND　ザ・ビヨンド」は、「カンパリ」と「iichiko」で新しい壁を越えていく、そしてカンパリ自体もネグローニという枠を超えて新しい世界に踏み込んでいくという思いを込めたと話します。発泡性のあるランブルスコとともにふんわりと立ち上る香りの正体は桃＆紫蘇ベルモット。小川さんが「iichiko彩天」を初めて飲んだときに感じた華やかな桃のような風味が、このヒントになったのだそうです。

一方、「BETWEEN THE CALM AND PASSION　冷静と情熱の間」は、ネグローニ発祥の地であるフィレンツェを舞台にした映画から名付けられました。「カンパリ」のほのかな苦みやサパン（もみの木のリキュール）の鮮烈な香りから、「iichiko彩天」の麹由来の香りへと移り変わる様子を、物語のように楽しめる一杯となっていました。

和と洋を超えて広がる新しいカクテルの可能性を強く印象づける一夜となった今回のイベント。「iichiko」と「カンパリ」のコラボレーションが、今後どのような化学反応を生み出していくのか、期待せずにはいられません。

⋆3 焼酎は日本では食中酒として飲むのもオーソドックスです。また焼酎も焼き鳥も居酒屋の定番メニューとして広く親しまれています。

「麹ネグローニ」を味わえる店舗はこちら

ネグローニウィークの詳しい情報は、特設サイトをご確認ください。

https://campari-negroni.jp/